ドンブラッコ
小田原の海人民宿くやまさんの体験

季節の食体験ワークショップがすごい!
完全予約制のオプションで、魚の捌き方や干物作りを教えてもらえる。
季節によって内容は味噌作りだったり、アンチョビ作りだったり、魚の炊き込みごはんだったりするので、どんな体験ができるのか気になる人は電話で聞いてみよう。
ちなみに私はイカの塩辛づくりとアンチョビづくりを体験したことがある。
もちろん、初めて魚さばきを教わったのも、くやまさん。

新鮮で立派な魚がいっぱい!
漁師である旦那様が前日の夜に釣ってこられた大振りの魚たちを、こんなにも惜しげもなく出してもらえる。スーパーの鮮魚コーナーでは見られないようなサイズの魚がゴロゴロ…腕ぐらいはありそうな魚もあれば、シャープで細い魚も。名前を教えてもらっておけば、夜ご飯のときに「あのビジュアルの魚はこんな味なのか〜」と密かに答え合わせできるからちょっと楽しい。
魚さばき体験

くやまさんの食体験ワークショップでは、一匹捌いてはい、終わり〜なんてことはない。一度やり方を教えてもらったら、ひたすら何匹も捌いて実践する。体が感覚を覚えるまで、気が済むまで捌ける。こんなのふつうに生活していたら滅多にできる経験じゃないから超おすすめ!

次からつぎへと三枚におろして、余った部位は捨てずにあら汁へ。
だんだんテンポ良くできるようになってきたら、今度は大振りの魚にチャレンジ! うまくいかなかったとしても、身のついた骨はあら汁に使ってもらえるから大丈夫。
干物作り体験

ここらへんまでくると、ひらいて内臓取って三枚おろしもお手のもの!
干物は乾燥した冬に外に吊るしておくイメージがあるけど、くやまさんでは前日のうちに捌いてひらいておいたものを冷蔵庫で干す一夜干し。長い時間をかけて干せば干すほど水分が飛んで身がぱりっとするし、短い時間で干せばふっくらした身の干物ができるんだって。冷蔵庫でしっかり寝て、おいしくな〜れ!

朝食に出てきた焼かれる前の干物たち。まだすこし水分を含んでいてジューシーな感じ。これを魚さばきド素人が作ったようには思えないよ??ね??この時はアジの干物だったけど、前回行った時はサバの干物を作らせてもらったよ。
イカの塩辛づくり体験

塩辛って自分で作れるの?って思うけど、できちゃうのが驚き。塩辛には新鮮なイカの内臓を取り出して使うんだけど、内臓はぷるぷるで柔らかくてとっても繊細だから、やさしくやさしく慎重に。魚さばきと同様に、イカを捌く時も結構おもしろい発見があって、例えば足の吸盤には硬い殻みたいなのがついてるからそれを取らないと殻の食感が残っちゃう、とか。
あとはやってみてのお楽しみ!
言葉や写真では決して伝えることのできない「食体験」の面白さがあるし、何よりもこの体験を通して私自身が魚料理に挑戦したいと思えるようになったこと、実際に魚を買ったり捌いたりするきっかけになったってことが大きな成果でした♪
出来上がりは「小田原の海人民宿くやまの料理」の回を見てみてね。